〈大井貞隆〉「信玄が母の実家の一族を滅ぼした」

信玄の母・大井夫人(1497?–1552)の実家は甲斐西郡の国衆・甲斐大井氏(上野城主・大井信達の家)で、南北朝期に武田信武の子孫が大井を称した武田氏庶流とされる(西川広平氏の研究等)。貞隆の信濃佐久大井氏(小笠原氏庶流)とは別系統で、直接の血縁・姻戚を示す史料はない。「同名・遠縁の可能性」にとどまり、「母の実家を攻めた」という構図は成り立たない。初出・根拠:『高白斎記』『塩山向嶽庵小年代記』、西川広平論文(2020)。

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