〈大谷吉継〉茶碗回し——三成が膿の落ちた茶を飲み干した

友情美談の代名詞だが、同時代史料にも江戸期史料にも見えない。確認できる最古の文献は福本日南『英雄論』(1911)で、しかもそこで飲み干したのは三成ではなく秀吉である(本郷和人氏・渡邊大門氏の指摘)。司馬遼太郎『関ヶ原』(1966)が三成に置き換えて広めたとみられる、近代生まれの逸話。

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