〈石川家成〉「家成」の「家」の字は家康からの偏諱である

家康より「家」の字を授かった数少ない武将の一人とする紹介は複数の解説記事に見られる。家康が「元康」から「家康」に改名したのは1563年で、偏諱説が正しければ「家成」の名乗りはそれ以降となる。従兄弟という血縁と一向一揆での忠節への褒賞と考えれば時期的な整合性はあるが、改名時期や初名を明記する一次史料は確認しにくく、確定的な史実とまでは言えない。松平一門以外で「家」の字を持つ徳川家臣が極めて少ないことは事実で、家康との特別な近さを示す傍証ではある。

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