〈蠣崎慶広〉主史料『新羅之記録』のバイアス

慶広の前半生の記述の多くは、六男・松前景広が正保3年(1646)に編んだ家伝『新羅之記録』に依拠する。「北海道最古の歴史書」と呼ばれる貴重史料だが、松前家の由緒(甲斐源氏後裔)と蝦夷地支配の正当化のための編纂物であり、武田信広伝承・安東氏との関係・アイヌ関係記事にはバイアスが強い。本ページは同書のみが伝える逸話を原則「諸説」以下として扱う。初出:松前景広『新羅之記録』(1646)。史料批判は新藤透『松前景広『新羅之記録』の史料的研究』。

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