〈安芸国虎〉殉死した忠臣たちと「袂杉」

介錯後に果てた有沢石見守、元親の勧誘を断り初七日(8月18日)に殉じた黒岩越前守の逸話は『土佐物語』系軍記と寺伝による。個々の死の状況を裏付ける同時代史料はないが、浄貞寺に両名の墓が国虎墓を挟んで現存する(県指定史跡)。正室が後年、夫の墓の背後に杉を植えたという「袂杉」伝承は美しい後日談だが完全に伝承の域【伝説・俗説】(現在の杉は2代目)。

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