〈龍造寺隆信〉フロイスの「はなはだ暴虐な君主」評
『フロイス日本史』・書簡にこの種の酷評があること自体は史実。だが隆信は三男・後藤家信の入信を阻止するなどキリスト教に否定的で、フロイスの筆は反キリシタン大名に対して一貫して苛烈になる強いバイアスを持つ。同じフロイスが隆信の軍事的手腕を絶賛してもおり、記述は両義的。保護者・大友宗麟への高評価と表裏の関係にあり、「同時代の一級史料だが人物評は割引が必要」という判定で扱う。
『フロイス日本史』・書簡にこの種の酷評があること自体は史実。だが隆信は三男・後藤家信の入信を阻止するなどキリスト教に否定的で、フロイスの筆は反キリシタン大名に対して一貫して苛烈になる強いバイアスを持つ。同じフロイスが隆信の軍事的手腕を絶賛してもおり、記述は両義的。保護者・大友宗麟への高評価と表裏の関係にあり、「同時代の一級史料だが人物評は割引が必要」という判定で扱う。