〈山中鹿介〉教科書が作った国民的英雄
江戸期軍記と『名将言行録』で「主家再興に殉じた忠臣」像が完成し、明治には修身・国語教材や少年偉人伝の常連に。勝海舟が大石内蔵助と並べて賞賛し、板垣退助が「常に山中鹿之介なるものを愛する」と演説した。昭和12年国定教科書「三日月の影」で英雄化は頂点に達し、戦時下の精神教育に利用された後、戦後は教科書から姿を消した。
江戸期軍記と『名将言行録』で「主家再興に殉じた忠臣」像が完成し、明治には修身・国語教材や少年偉人伝の常連に。勝海舟が大石内蔵助と並べて賞賛し、板垣退助が「常に山中鹿之介なるものを愛する」と演説した。昭和12年国定教科書「三日月の影」で英雄化は頂点に達し、戦時下の精神教育に利用された後、戦後は教科書から姿を消した。