〈松平信康〉領民射殺・僧侶引きずり殺しの乱行譚
踊りの下手な領民を弓で射た、鷹狩りで行き会った僧を馬で引きずり殺した等の逸話は『松平記』などが信康事件を正当化する文脈で列挙するもので、一次史料の裏づけはない。処断された人物に「殺されても仕方ない乱行」が後付けされるのは軍記物の常套。ただし剛直で妥協しない気性を示す伝えは複数あり、「若く苛烈な気性だった可能性」程度に留めるのが妥当。
踊りの下手な領民を弓で射た、鷹狩りで行き会った僧を馬で引きずり殺した等の逸話は『松平記』などが信康事件を正当化する文脈で列挙するもので、一次史料の裏づけはない。処断された人物に「殺されても仕方ない乱行」が後付けされるのは軍記物の常套。ただし剛直で妥協しない気性を示す伝えは複数あり、「若く苛烈な気性だった可能性」程度に留めるのが妥当。