〈平野長泰〉細川忠興の勧誘を「庭への放尿」で断った

「領知の半分を差し上げよう」という忠興の破格の誘いに、長泰は返事もせず縁側から庭へ放尿しながら一言——「御手前の家中になりては、爰から小便する事がならぬ」。初出は長泰の死から約90年後の『葉隠』巻十・第七三話で、細川家・平野家側の裏付けはなく場面の史実性は低い。ただし「大大名の家臣より5000石の直参」という旗本の誇りを語る逸話として、江戸武士に愛された。

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