〈塙直之(塙団右衛門)〉禅僧「鉄牛」がはしかの疫神を退治した

幕末の文久2年(1862)、はしか絵『痳疹まじなひの弁』(歌川芳豊)で、鉄牛和尚が麻疹の疫神を退治する英雄として描かれ、「立春大吉鉄牛和尚宿」の呪い札の由来譚に転用された。史実性は皆無だが、鉄牛伝説が民間信仰にまで波及した——庶民レベルの知名度を示す好例である。

関連