〈長宗我部元親〉信長の「鳥なき島の蝙蝠」評
信長が元親を「強い者のいない土地でのみ幅を利かせる蝙蝠」と評した有名な話は、『土佐物語』「長宗我部弥三郎実名の事」(1708頃)が初出で同時代史料にない。使者・中島可之助が「わが君は蓬莱宮の漢天に候」と切り返した落ちまで付く、よくできた軍記の一場面。ただし信長との同盟と信親への偏諱授与自体は一次史料が裏付ける史実。
信長が元親を「強い者のいない土地でのみ幅を利かせる蝙蝠」と評した有名な話は、『土佐物語』「長宗我部弥三郎実名の事」(1708頃)が初出で同時代史料にない。使者・中島可之助が「わが君は蓬莱宮の漢天に候」と切り返した落ちまで付く、よくできた軍記の一場面。ただし信長との同盟と信親への偏諱授与自体は一次史料が裏付ける史実。