〈一条兼定〉「酒色に溺れた暗君」だった

「性質軽薄にして常に放蕩を好み……」の初出は『土佐物語』(1708年頃)。著者・吉田孝世は長宗我部重臣の子孫で、一条氏を貶め元親の統一を正当化するバイアスが指摘される。追放後に3500の兵を再結集した求心力、長宗我部が暗殺工作までした警戒ぶりは「暗愚」では説明しにくい。「勝者側の史料が作った暗君像」と見るのが現在の研究水準。

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