〈足利義昭〉殿中御掟は「傀儡化」の証拠か

殿中御掟(1569)・五箇条の条書(1570)はいずれも現存する史実の文書。だが殿中御掟には義昭自身が承認の花押を据えており、幕府訴訟制度の混乱を整理する側面があった(久野雅司氏らの評価)。五箇条の条書も「天下静謐」の分業体制の取り決めと解しうる。「一方的な傀儡化」という旧解釈は修正されつつある。

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