〈井伊直虎〉南渓和尚がすべてを差配した
出家の命名から女地頭擁立、虎松の出仕工作まで南渓瑞聞の演出とするのは『井伊家伝記』——著者自身が龍潭寺住職であり、自寺の役割を強調するバイアスは割り引く必要がある。ただし寄進状の宛先や歴代墓所など、龍潭寺が井伊家存続の中核だったことは実物が残る史実。
出家の命名から女地頭擁立、虎松の出仕工作まで南渓瑞聞の演出とするのは『井伊家伝記』——著者自身が龍潭寺住職であり、自寺の役割を強調するバイアスは割り引く必要がある。ただし寄進状の宛先や歴代墓所など、龍潭寺が井伊家存続の中核だったことは実物が残る史実。